映画 鈴木先生

2013年12月26日 映画
 緋桜山中学の国語担当教師鈴木(長谷川博己)は、独自の教育理論「鈴木メソッド」に基づいた理想のクラスを構築しようとしていた。彼はその中心となる女子生徒小川(土屋太鳳)に重きを置くうちに、少しずつ彼女の魅力に引き込まれていく。そんな折り、鈴木の妻(臼田あさ美)の妊娠がわかり、さらに2学期に入って生徒会選挙と文化祭の準備がスタートするが……。

 最低平均視聴率2.16%というテレビドラマ史上ワースト2でありながら数々の賞を受賞し、映画化までこぎつけたことで話題になった作品。
 この評判を聞いたらそら気になる。映画化の前に一挙放送をしていたので録画して見て一気にハマった。原作の漫画も買った。1巻だけだけど。
 この作品の面白いところは主人公の鈴木先生がちょっと理屈っぽい普通の人であること。欠点も失敗もある大人だけど校門をくぐったときからは立派な先生を演じるところがいい。そして扱う生徒も、よくある不良生徒ではなくて比較的大人しい普通の生徒なところもいい。ちょっと頭良すぎるとは思うけど。
 1回も見てないからあんまり言えないけど、ごくせんみたいな不良をチヤホヤするのにウンザリだった層にピッタリだと思う。
 ドラマ版では小さい問題から大きな問題まで非常に細かく理屈っぽく考えて生徒とディベートするのが楽しくてたまらなかった。

 この映画は劇場版だけどドラマのスペシャル回みたいな扱い。でもやっぱり妙に大騒ぎにしようとするところがあって残念。そんなのより喧々諤々の学級会をした方がずっとよかった。ドラマの2期作ってくれないかなぁ。

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