インファナル・アフェア II 無間序曲

　1991年、香港マフィアの大ボス、クワンが暗殺された。だが配下のボスのひとり、サムだけは造反を目論む４人のボスたちをよそに唯一静観を続ける。実はこの暗殺は、サムの出世を願う妻マリーが夫も知らぬ間に手下のラウへ命じたものだった。そんな彼女に叶わぬ恋心を抱くラウはやがて、サムによって警察学校へ送り込まれる。一方、組織犯罪課のウォン警部は、クワンの私生児であることが発覚して警察学校を退学処分になったヤンを組織へ潜入させることに。こうしてラウとヤンの２人は、92年、気づかぬうちに互いの人生を交差させていくのだった…。

　三部作の２作目。過去が舞台となって、１へと至る過程が描かれている。
　大物マフィアの死とその後継争いがメインとなっているので、ゴッド・ファーザーを思い出す。
　前作で最後まで正義の人だったヤンが実は大物マフィアの私生児だったとか、後付けだったんだろうけど好きな設定。そしてその異母兄弟で父親の跡を継いだ兄もいいキャラしてた。血筋だけで後釜に収まったと見られて他の幹部に舐められていたのを実力でねじ伏せていくのは見てて気持ちいい。
１より地味だけど好き。