娘の養育費もまともに払えない冴えない男、ハンク。そんな彼に兄のアンディはある強盗計画を持ちかける。狙うのはなんと彼らの両親が営む宝石店。ハンクとは対照的に、会計士として働き、美しい妻ジーナにも恵まれて不自由ない生活を送っているかに見えたアンディにも緊急に金が必要なワケがあった。ためらうハンクだったが、アンディに言葉巧みに説得されてしまう。しかし、いざ実行に移す段になって怖じ気づいたハンクは、男を金で雇い、自分は車で待機することに。すると、宝石店から予想もしていなかった銃声があがり、強盗が失敗に終わったことを悟るハンクだったが…。

 何もかもが遅すぎる。何もかもが悪い方、悪い方へと進んでいく。最近はちょっとでもシリアス展開になるとすぐ鬱だ何だと騒ぐ人がいてウンザリしてるんだけど、これはそんな僕でも「鬱展開。誰得」と思わずにいられない。ひたすら嫌な気分になる結末。後味の悪い映画ベスト10に間違いなくはいる、そんな作品です。じゃあつまらないかというとそうではない。面白いからこその後味の悪さ。
 すげえモヤモヤするのでオススメできないけど見てほしい。

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