モンゴル日記 4日目
モンゴル日記 4日目
モンゴル日記 4日目
 この日は草原を離れ、首都の観光をする。
 でもその前に、数年前から国をあげて建設中のチンギス・ハーン像を見に行った。
 でっかい像以外にも、当時に使われたと思われる鏃やら鎧やらが展示されててよかった。弓矢や刀はたくさんあるんだけど、槍が全くなかったのが面白い。

 首都ウランバートル。初日もそうだったけど、改めてソ連と中国の間にあった国なんだなぁと思う。
 人口の半分がここに集まってて、活気はあるんだけど色々ボロが出てる。
 首都についてまずは昼ごはん。ガイドさんの家に招かれる。
 家にはガイドさんの娘さん2人と、いとこ(娘)2人がいた。
 僕が現れたことで、恥ずかしがってはにかみながら奥に引っ込む女の子ら。なんか、気まずい。
 料理は、パオズやら羊肉の塩茹でやらごちそうを頂きました。
 おみやげのお菓子を渡したらまたまたメッチャ喜んでくれて、帰り際には幼女が笑顔でバイバイしてくれました。

 その後は寺に行って若い僧侶と一緒に写真を取らせてもらったり、伝統的なホーミーを聞いたりした。
 モンゴル最大のデパートにおみやげを買いに行ったんだけど、そこではしきりにガイドさんが「スリに気をつけて!」「財布はすぐに締まって!」と声をかけてきた。ガイドブックにも書いてあったけど、そんなにスリ多いんか・・・。
 僕が何も考えずに箱付きの酒を手にとったり、箱に入った馬頭琴のミニチュア模型をカゴに入れたりすると、すかさずガイドさんが箱の中を確認してた。箱だけで中身がなかったり、商品に欠けがあったりすることが多いと言う。随分慎重なんだな、と思ってたんだけど現地人っぽい人も同じように箱の中を確認してた。よくあることなのか・・・。
 夕食はモンゴリアンバーベキュー。バイキング方式で具材を選んで店員さんに渡すと全部まとめて鉄板で焼いてくれるというもの。
 海原雄山が見たら憤死しそうなくらい大雑把で見た目も汚い料理ですが、僕程度だとあんまり気にならない。遊牧民族だからそんな手間をかけたり見た目を気にしたりする余裕がないんだろう。
 僕「どれくらい前からあるんですか?モンゴリアンバーベキューって」
 ガイドさん「5年位前からです」
 ・・・最近・・・。
 首都ではやたらと白人グループと鉢合わせになった。一緒に行動してるのかって位同じ顔ぶれが。

 駅前では最高級と言われるホテルに宿泊。
 最高級といっても、壁にヒビが入ってたり、備え付けの歯磨き粉がカピカピに乾いてて使えなかったり、シャワールームの床に謎のヌメリがあったりする。あと何故か枕が3つあった。
 日本ならどんなに安いビジネスホテルでもこんなことはないと思う。やっぱり日本のサービスはすごいんだなぁと実感した。
 日が暮れるのが遅いから、夜遅くまで賑やかなのかなぁと思ってたんだけど、夜になると人通りがピタッとなくなった。ホテルの窓から見てたんだけど全然人がいなくて、ときどき自動車のアラーム音が聞こえてくる。これが海外の治安かと感心しつつ眠った。

 翌日は、4時起きで空港に向かって帰っただけなのでこれで終わり。 

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