そこには、顔見知りの中学生の姿が!
中「何してんの?」
僕「何って、講師として来たんだ。どの講座を選んだ?」
中「俺はなんか自動車何とかってやつ。そっちの講座を選べばよかったー」
僕「それは危なかった。ほら、早く教室に戻れ」
中②「え、なに?うわ、本当にいるし」
中③「うわー、マジかよー」
 ワラワラ集まってくる奴ら。ここは控え室だぞ!
僕「はいはい、とっとと戻んなさい!」
 ウンザリしながら追い返すと、隣に座っていたお姐さんが、
 「ふふふ、仲良いんですね」
 とか声を掛けてきた。
 いや仲が良いとかそういうのじゃなくてですね。
 
 そして各々担当の教室に移動し、講演を行うことになったのですが、僕は前もって内容を考えてくる等といった事前準備は一切していませんでした。どうせ思うようににはいかないだろうし、そのときのノリで話そう思っていたのです。
 ツマラナイ講演だったと思います。講演というより、説教でしたね。お前ら社会を甘く見るな。今しなければならないことは勉強だぞと。数学の意味なんて考えなくて良いから黙々と問題解いてろと。そういったことを話してました。仕事のことにも触れたけど、正直中学生に言っても仕方ないと思ったよ。僕が中学生のときなんてスレイヤーズとオーフェンとブギーポップのことしか考えてなかったし。
 でも、仕事柄あんまり砕けた話をするわけにもいかないから、あの内容で良かったんだと自分に納得させるしかないんです。そうでもしないと自己嫌悪で叫びだしてしまうから。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索