実は先日、中学校から職業ガイダンスの講師をしてくれませんか?というお願いをされました。
 僕は喋るの苦手だし、ましてやいくら中学生とはいえ人前で偉そうに講釈をたれるなんてできるはずもありません。
 嫌で嫌で堪らなかったのですが、「できるだけ若い人にお願いします!」と言われ、他に適任者がいなかったことから、引き受けざるを得ませんでした。
 そして当日、中学校の待合室に一番乗りして緊張しながら待っていると、他の講師の方々が次第に集まってきました。
 それがどうしたことか、皆さん僕より年配でいらっしゃる!僕のイメージだと、大体僕と同年代の人たちが集まってくれるもんだとばかり。それがどうだ、全身から迸るこの自信!若手?とんでもない!ベテランばかりじゃないか。
 ―――嵌められた!?
 気づくももう遅い。こうなれば何でもない風を装って皆さんと小粋な歓談を……。
「うわっ!マジでいる!」
 あれ、なんでこんな面子の中からこんな子供みたいな発言が?それに声も子供っぽい。
「おーい、こっちこっち」
 声がする方を見るとそこには……。

 後半へ続く。

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