テキサスの田舎町。軍事基地で極秘裏に実験が行われていた生物化学兵器が流出・拡散、そのガスを浴びた人々が次々と凶暴なゾンビへ姿を変えていく。一方、ゴーゴーダンサーをしていたチェリーは、ゾンビ化した人間に右脚を喰いちぎられてしまう。彼女は元カレ、レイの助けを借り、木製テーブルの脚を義足代わりにして逃げ延びる。やがてチェリーは失われた脚にマシンガンを装着、次々と襲いかかるゾンビや兵士に向けて怒りの弾丸をブッ放すのだった…。

B級映画ばかりを2本立て、3本立てで上映するアメリカでかつて流行った映画館“グラインドハウス”を現代に甦らせるべく、クエンティン・タランティーノ監督と盟友ロバート・ロドリゲス監督がホラー映画を競作した2本立てムービー

ということです。グラインドハウスを体験として再現させたいとのことで、偽CMを入れたり、フィルムが痛んだような映像にしたりと、数々のお遊びと夢と憧れが詰まった、B級映画への限りない愛を込めたオマージュ作品、なんだと思う。いや、僕もB級映画についてそこまで知ってるわけじゃないから。
内容はさすがのロドリゲス。エロ、グロ、ゾンビ。安っぽさを前面に押し出した作風でした。バカです、こいつはバカです。なんだよ!片足マシンガンって!引き金引いてないのになんで弾出るんだよ!サイコガンかよ!サイコガンなんだな!
この怒りの片足マシンガンが最高にイカしてます。数々の人生において無駄な才能を持つ場末のゴーゴーダンサーが、その才能を遺憾なく発揮できる武器―それが片足マシンガン。まるでゴーゴーダンスをするかのような体裁きでゾンビを蹴散らし、その体の柔らかさを存分に発揮したブリッジで敵のランチャーを避ける!
素晴らしいですよね。もっと活躍が見たかった。
あと、焼け落ちて見れなかった中盤が見たい!!ええい、フィルムはもっと大事に扱えい!

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